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みなさまこんにちは。日比谷花壇の来本です。
寒暖差のある今年の冬。みなさまはいかがお過ごしですか?いつもは雪が降らない地域に雪が降ったり、寒いと思えば次の日は暖かくなったりして。なんだかいろいろなお天気模様の今シーズン。
寒い日にはついお外に出ず、おうちの中でぬくぬくしてしまう私です。
今回はそんな私のような、そしてそして
土の中で春を待ちわびるお花たちや虫のような・・・、春の訪れをおうちで待ちわび、楽しむ「春のおうちばな」を、ご紹介いたします。
メインで使用したのはこちらの「ヒカリ(HIKARI)」。
縦のラインが美しく、360度表情が違って楽しめるのが特徴のヒカリは、冬の風のように、冷たくキーンと張りつめたような緊張感が美しく、この時期おすすめのフラワーベースです。
こちらに春のお花と枝ものをアレンジ。
堂々として高さがあり、くびれがなく底と口が同じ大きさの「ヒカリ」のようなフラワーベースには、スタイリッシュな生け込みがお似合いです。
①最初にヒカリ(ベース 30.5cm)に、7分目位のお水を入れます。
大きめの葉を1枚用意し、先にいれておくとセンスアップにつながります。
(詳しいお花のご紹介はクルフルールとあわせてご覧ください。)
「ナハトマン」と春の訪れを|Kuru Fleur 〜クル フルール〜
http://blog3.hibiyakadan.com/page.jsp?id=16014446
②枝は、大きめの葉の前に、入れます。(枝もこれから入れるお花も、前に前に入れていくので、葉が一番後ろになります。)今回使用したのは「あおもじ」緑のつぼみが美しい枝です。
枝の高さ目安はベースの2倍程。あまり高くし過ぎると倒れやすく、低くし過ぎると枝の迫力がなくなってしまい、ちょっとさみしいアレンジになっています。のびやかに、しゅんとみえるバランスが大事です。
枝を切るときにはちょっとしたポイントがあります。
はさみをたてに入れ、枝を割るように十字に切ると、水が吸い上げやすく、長持ちしてくれます。
これはあおもじに限らず、どんな枝にも有効的です。
ぜひお試しくださいね。
③次に「スイセン」を何本か束にしてそのまま真っ直ぐにベースに生けます。グラスの中で茎や枝が斜めに入らず、垂直に、たてにお花を生けることを心がけると、スタイリッシュに仕上がっていきます。
スイセンは蕾の頃、「苞」に包まれて育ちます。切り花で販売されている際は、お花屋さんが手入れしていなければ、この「苞」がついたまま販売されているので、より美しく生けたい場合は、この苞を外すと更に美しく仕上がります。一度試してみてくださいね。
④同じように束のまま「チューリップ」と「日本水仙」を入れて、春の枝アレンジを完成させます。
チューリップの手入れのポイントは、茎を包んでいるような葉をきれいに外すこと。はずしたい葉を片手で持ち、茎側をくるくるまわして葉のつき目をおさえながら丁寧に剥きとります。
今回のスタイリッシュなデザインを目指すときは先程同様、1本ずつお花を丁寧に入れるより、束のままダイナミックに「ざくっ!」っと生けたほうが、お花がグルーピングされて、お洒落に仕上がります。同じ色のお花どうしが集まり(グルーピング化)活けられていると、かっこよく、色気あるあしらいになります。
こんな感じに仕上がりました。いかがでしょうか。
春は花まで楽しめる花枝ものがあたたかくなるまで続々登場します。梅、桃、さくら、木瓜やミモザ・・・。
それぞれこんな風に「ヒカリ」に生け、玄関やリビングなどでお楽しみ頂けたら・・・おうちのなかは一足早い、春が訪れます。
もうひとつの「ヒカリ」はキャンドルホルダーとして販売されていますが、お花も生けられます。
こちらには「ヒヤシンス」を生けてみました。
いつも特徴的な葉を入れたくなるのが「くるもと流」。アスプレニウムの「レズリー」という葉を添えることで、可憐なヒヤシンスがとっても華やかに。ヒカリは重厚感の美しいベースなので、可憐なままより、ちょっと華やかにしてあげたほうが、全体のバランスが最高に美しくなります。ヒカリの口もとのカッティングもすばらしく綺麗で、うっとりするアレンジに仕上がりました。
春はお花や枝もの、様々ありますが、長いお花(スイセンやスナップやストック、長く仕立てられたお花)や枝ものはヒカリのフラワーベースを、ヒヤシンスやチューリップ、ラナンキュラスやアネモネのようにお花の部分がぽってりした春のお花はヒカリのキャンドルホルダーにお花を生け、今年の春を楽しんでみませんか?
今回使用したお花や、撮影風景、ショールームのディスプレイなどは、私のオフィシャルブログ「クルフルール」でご紹介しております。
「ナハトマン」と春の訪れを|Kuru Fleur 〜クル フルール〜
http://blog3.hibiyakadan.com/page.jsp?id=16014446
こちらもあわせてご覧くださいませ。
それではまだまだ寒い日が続きますが、ナハトマンで春のお花を楽しみつつ、しあわせな時間をお過ごしくださいませ。
【今回使用したナハトマン】
※画像をクリックするとナハトマン・オンラインショップへ移動します。