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みなさまこんにちは。
日比谷花壇の来本です。
寒暖をくり返し、少しずつ初夏の足音が聞こえる今日この頃。
まぶしい日差しに冷たい風がすがすがしい季節ですね。
日々の暮らしを、花と共に過ごす私が、季節の花と、簡単でお洒落に見える「はなあしらい」を、
ナハトマンと共にご紹介できたらと思っております。
1回目の今日は、ナハトマンフラワーベース“Petals(ぺタル)”を使って、
バラと季節の「花あしらい」、ご紹介いたします。
“Petals”は、バラの花びらをモチーフに作られたベースで、きれいな模様が特徴的です。
その中でも「オーバルベース」は、私的には、ナハトマンのフラワーベースの中で一番花をあしらいやすいベースと思っており、ファーストベースとしておすすめです。
なぜおすすめなのかはこのオーバルのくち。
ガラスにお水を入れ、このように角にお花をかけるように、茎を斜めに活けていくとバランスが整いやすく、センスのあるアレンジに仕上がります。
アレンジの正面を真横(1つ目の写真のような)にするより、
少し斜めを正面(2つ目の写真のよう)にしてあしらっていきます。
動きのあるお花で器から流れを出し、メインのバラも角にかけるように活けます。
この時お水の中に、葉が入らないようにするのがポイントです。
お水に葉が浸かると、お水が悪くなりやすく、花持ちが悪くなります。
アレンジとしても、葉が入らないほうが、洗練されて美しく仕上がります。
もう1つポイントは、お花を切るときです。
お水の中に茎を入れ、お水の中ではさみでカットすると、お花の水の吸い上げがよくなります。
これは管に空気が入らないため、昔から行われている方法です。
お花用のはさみがない場合、私はお料理用のはさみをお勧めしています。
紙用のはさみでは、細胞がつぶれすぎてしまうような気がして、「お料理用はさみ」を。
活けた順にベースの中でアレンジが出来上がっていくので、
用意したお花をなんとなくみて、完成イメージを作ってから順にお花を活けていくと、バランスのとれたアレンジが完成できます。
少しずつお花が入ってきました。
今回はお花の色目をまとめて活けることで、エレガントな仕上がりに。
ベースの縁をお花で隠し、ベースからお花があふれているようにアレンジすると美しい仕上がりになります。
最後に手前にアイビーを手前にたらし、完成です。
“Petals(ぺタル)”にピンクのバラをいけて器とおそろいアレンジ。
初夏の風を誘うようなアレンジメントになりました。
こちらは同じ花材で、
“Petals(ぺタル)”のベースを使ってアレンジしています。
大きめのブーケを斜めに引っ掛けて華やかに。
透明度が高く、重みのあるしっかりとしたベースは、とても華やかにお花を演出してくれるので、ホテルやレストランでも人気のフラワーベースなのです。
今回使用したお花は、私のオフィシャルブログ「クルフルール」でご紹介しております。
http://blog3.hibiyakadan.com/page.jsp?id=15065320
こちらも是非ご覧くださいませ。
ナハトマンと季節のお花と暮らすフラワーライフ。
少しのテクニックで、お洒落にエレガントに見せるポイントを、季節に合わせご紹介していきます。
次回も楽しみにしていてくださいね。
記事の中で登場したベース:<ペタル> オーバルベース 22cm(#88335)